前回の四柱推命占例 官殺が強すぎると自暴自棄や現実逃避するが好評でしたので次は印について書きます。
印も前回の官殺と同様に通変の1つで、日干を中心に考えた時に日干が相生される干となります。
具体的には以下のとおりです。
日干が甲・乙の場合、壬・癸が印
日干が丙・丁の場合、甲・乙が印
日干が戊・己の場合、丙・丁が印
日干が庚・辛の場合、戊・己が印
日干が壬・癸の場合、庚・辛が印
四柱八字ならび大運はこちら(PC・タブレット版、スマホ版)で自動算出いたしますが正確な時間が必要です。正確な時間は過去の記事であるコラム なぜ占いに出生都道府県が必要か でご確認ください。
この印は日干が相生されるという視点から自分を強めますので、知識欲や若々しさなどの象意があります。したがって日干に隣接する月干、時干、日支蔵干に隣接する方は以上の事象が出てきます。
上記の方は日干壬で月干と日支蔵干に庚があるため印が隣接することとなります。印が2干ありますのでその事象が強く、実際に還暦を過ぎているのに若々しい方です。
印は程よくあれば前述のとおり若々しくてある意味活動的なのですが、大運や流年も含めて印があり過ぎますと好きなことにしか興味を持たなく選り好みをします。
上記の方はある分野で有名な方です。四柱八字には印が日支蔵干に1つあり良好な働きをしています。53歳の大運までは官殺や財が巡っており、官殺の責任感や財の大衆性*1など端的に言うと「人のため」に行動されていました。
しかし、53歳からの大運で天干と蔵干共に印が巡ってきており四柱八字を合わせて3干の印はあり過ぎです。好きなことにしか興味を持たなく選り好みをする状況は嗜好物の過剰摂取に繋がりある中毒症で入院しました。
また、長年苦楽を共にしたパートナーが離れてしまいましたが、これはおそらく印の事象により自分に都合のいいことしか聞き入れてなかったからと推測されます。これは別の有名人や一般人の八字でも複数観ていますので、もしかしたらパターン化できるかもしれません。
この方は次の大運でも辛(辛)と印が強い大運となりますが、庚に比べて辛は印の作用が弱いため悪い事象が少なくなることを願っています。
*1:財については後日記事にします