ここ数日Twitterで日筮(1日の状況)を易で立てることについて肯定的・否定的な話題がありました。
否定的な視点としましては
・普通の人は毎日変化のある生活をしていない
・日筮は漠然とした易になりがちで、それよりも数少なくても占的’(占うテーマ)がはっきりした易の方が勉強になる
おっしゃるとおり一般的に毎日変化がある生活を送っている方は少ないでしょうし、テーマがハッキリしていた占いはとても大切です。
しかし、私は断易ではありますが日筮を10年以上続けており役に立っています。
寝る前に明日の日筮を立てるようになって約10年。きっかけは故易八大先生のセミナーに参加したことでした。 pic.twitter.com/GYUT9KROW7
— 榎本惺心/(ESS占術アカデミー) (@seishinenomoto) 2016年4月20日
やっていて良かった点は以下のとおりです。
1日の未来予測によって生活(特に仕事)で余裕が出てきた。
前職は結構多忙で自分の意志で進められないことが結構ありましたが、それが予測できたことで急な事が急でなくなり余裕が出てきました。
実際の例としましては、前職では出版物がありその搬入日は数時間から半日肉体労働になることがあり、日頃肉体労働してない者としてはハードでした。
ある搬入予定日にいつもどおり日筮を立てましたところ、搬入される日のようなハードさが出ていなかったため「もしや今日搬入されないのでは」と占断しましたところ、印刷会社のトラブルでその日の搬入が延期されました。
毎日卦を立てることにより、納甲が速くなり判断が早くなった。
断易には十二支と六親を記す納甲という作業をしなくてはならず、慣れないと億劫な部分がありますが、毎日納甲することによりスピードが速くなりまた用神の判断も速くなりました。
ちなみに私は日頃納甲表を使用せず納甲しています。断易講座の受講生や断易の鑑定を受けたことがある方はご存知だと思います。
1日の心情を意識することになった。
1日の状況は前述のとおり確かに変化がありませんが心情は多かれ少なかれ変化があります。心情は言動に影響しますのでその点を日々立てることにより通常の占断にも影響が出てきます。
但し、この点については占う人の性格によりますのでそれぞれの考えで良いと思います。
さらに付け加えますと、否定的な意見ではっきりしたテーマについて言及されてますが、実際占い鑑定をしていますと「特に聞きたいことはないけど。。。」や「全体の運勢」などはっきりしないご相談に遭遇します。そのような場面で周易やタロットなど象意の広い占術は判断しやすいでしょうが、断易は象意が決して広くない占術ですので該当する六親に対してどのような現象があるかが大事になります。したがって、そこら辺を日常から触れておくことで実際の鑑定にいきてくるでしょう。
これで日筮に興味を持たれた方は是非立ててみてください。
基準はありませんが2週間位立てますと気づきがあるはずです。
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