現在受講者を募集している本格的気学講座〔木曜コース〕と気学〔傾斜法+卜占法〕講座(第2土曜コース)の授業内容にあります同会法、傾斜法を応用した卜占法についてご説明致します。
気学を学ばれると多くのスクールや講座ですと基本的に以下の項目を学習致します。
- 本命星や月命星の性格、傾斜法(命占)
- 九星盤の宮による運勢、同会法(命占)
- 方位(卜占)
- 選日(卜占)
- 家相、地相(相占。行われない講座も結講あります)
*もちろんスクールや講座によっては違った内容もございます。
気学は比較的構造がシンプルで即断しやすく、上記の通り幅広く占え、その上方位や家相という開運法で開運まで出来る万能占術です。ですので多くの鑑定師が気学を重宝して使用しております。
しかし、気学の唯一の弱点と言える事柄が卜占の領域です。
一例を挙げさせて頂きますと、先日鑑定をさせて頂いた方が本命星七赤金星で、今年2015年は年盤で南方位に入り吉凶半々ではあるものの活躍が認められ評価をされる年運となります。
2015年盤
しかし、実際話を伺いますと、結講辛い状況が続いてました。
そういう状況の場合、一般的な気学の先生は「引越した方位や自宅の家相が悪いから良さが出ない」とか「先祖からの因縁で良くならない」とか言い具体的な状況を読み取ろうとしません(後者は霊感商法っぽい言い様ですが)。
確かに方位や家相、墓相に問題がありますと運勢が停滞しますので、言ってることは的確だと思いますが、
果たしてこのような対応でお客様は納得されるでしょうか?
鑑定師から現状が良くないと判断され、相談者も同意できることがあり、その上で方位や家相等の改善云々でしたら納得できると思いますが、
一旦運勢が良いと言っといて、状況が違っていたら、方位や家相等を確認もせずにそれらのせいにするのは、少なくともいい鑑定師とは言えないでしょう。
しかし、気学には卜占法も存在しており、それにより状況を観ることが出来ます。
この卜占法は四盤掛けや日盤鑑定法と呼ばれ昔から存在していた判断法で、九星気学の生みの親である園田眞次郎先生も使用してました。それらは相談された時で盤を割り出して判断しまして、四盤掛けは年・月・日・刻の四盤を使用し、日盤鑑定法は日の盤を使用します。
それでは先程の方を卜占法(今回は日盤鑑定法)で観ますと、相談された日の盤である六白中宮盤では七赤金星が北西方位に入り暗剣殺という大凶神付いていますので、状況としては苦しい状況と観ます。
六白中宮盤
また、仕事のご相談でしたので北西方位の象意より上司もしくは会社とトラブルがあるのではないか尋ねたところ、上司と不穏な状態となり会社を辞めて転職されるとのことでした。
暗剣殺がある場合、転職先も問題がありそうな恐れがありそうなので、相談者の自宅と転職先の方位を観たところ、凶方位でした。
このように気学の卜占法は卜占の領域で使用できますので、スクール等で気学を学んでいる方は要領を掴むのに時間がかからないでしょうし、初めて占いを学ぶ方でもタロットや周易等の卜占を学ぶよりも短期間で習得できます。
下記の講座では、この卜占法のうち、日刻盤の同会・被同会で判断する方法を学習します。