４月１４日に開催されました「新人ちゃん祭り」に出演の有川智佳子先生に参加してみての感想を頂きました。
新人ちゃん祭りの様子
榎本先生からのお誘いを受け、私にとって貴重な経験となる「新人ちゃん祭り」に参加しました。この経験から得た教訓や気づきを皆さんと共有したいと思います。
【準備編】
当日参加する予定の占い師10名との顔合わせから始まりました。
それぞれの出演者は異なる7人の先生から学びましたので、占術や相談者へのアプローチ方法もそれぞれ特徴があります。
1人10分の練習を行い、残りの参加者が見学する形式で進めました。
その後、桜田ケイ先生をはじめ複数の先生からアドバイスをいただき、時間配分や伝え方、最後のクロージング方法など新たな視点を得ることができました。
10分という時間の配分の難しさを痛感しました。特に断易はサイコロを振ってから納甲*1を終えるまでに予想以上に時間がかかってしまい、用神*2を決めて月建や日辰からの影響を読み取るとあっという間に5分近くが経過してしまいます。その他にも、占いメニューや名刺の準備、告知宣伝、集客方法などについても学びました。ライングループを作り、疑問質問を共有することができました。
【練習編】
タイマーを使って10分以内に鑑定を終えるように練習しました。アプリや納甲表を活用して試行錯誤しました。
結果、私の場合、納甲表を見ながら書き写すのが一番効果的でした。占う日によって爻の吉凶がある程度分かるので、書き写している最中に用神についた十二支や六親の吉凶を「先読み」することが可能で時間短縮につながります。
これまでは自分を占うときは吉凶を見て終わりにしていました。また、友人を占う際は時間制限がありませんでした。10分という限られた時間で「読み切る」という経験をしたことがなくしかもプラスになるアドバイスに繋げなければなりません。そんな中で「準備編」で知り合った新人ちゃんたちとオンラインで占い交換会を行い、率直な意見を交わし、不安な気持ちを共有することができたのは大きな助けになりました。
【当日編】
当日は緊張と期待が入り混じった状況でしたが、多くのお客様に足を運んでいただきました。休む時間がないほどの盛況でしたが、不思議と疲れを感じず時が経つのも忘れるほどでした。繰り返し行った10分での練習のおかげで当日はほぼ10分で卦を立て納甲し相談者に伝える内容をまとめることができました。
転職占いでも相談者それぞれの転職への気持ちの強さや転職先候補の決定状況、転職の動機、現在の職場での満足度、仕事への熱意の差異がアドバイスに反映されることを学びました。
相談者のほとんどが断易を見たことがないという状況でした。さらに、半数近くの方が納甲を記載した用紙を希望されました。相談者が後で参照できるように気付いたことやメモを用紙に残すなどの改善が必要だと感じました。
【後日編】
占い師デビューを終えた高揚感から現在はすっかり落ち着いてきました。冷静に振り返り、こんなに短い期間でこれほど多くのことを学べたことに驚いています。当日は、辰月戊申日で「酉」の爻を即座に「吉」と判断できるようになり、また相談者を表す世爻に同じ十二支が続くなど不思議な流れがありました。数をこなすことで見えてくる占いの奥深さを改めて感じました。
今回の相談はほぼ仕事、恋愛、子供のことに絞られていたので対応できました。もしも複雑な相談をされた場合、瞬時に用神が決められるのか、また的確なアドバイスを提供できるのかという不安が残りました。数をこなし、読み切り、決められた時間内に解決策を提案するという姿勢が今までの私に欠けていたことに気づきました。課題がたくさん見えてきたのは大きな収穫です。
新人ちゃん祭りでの経験は私にとって宝物となりました。
企画してくださった桜田ケイ先生、マユーさん、差し入れをしていただいた榎本先生、お嬢様と一緒に来場いただいた断易実践演習会仲間のIさん、そしてアドバイスをいただいた諸先生方、活発に意見交換ができた新人ちゃん仲間、来場いただいた方、祭りに関わった全ての方に感謝の意を表します。今後もこの貴重な経験を活かしさらなる成長を目指して精進していきます。
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