先日Twitterのスペースで占いの勉強法についてお話しをさせて頂きました*1。
きっかけは先日ある方のツイートで
「断易はどうやって勉強したら良いかわからない」
というのがあり、自分が勉強した時はどうだったかを思い出して話しました。
断易に限らず占いを勉強するきっかけは人によって様々だと思います。
私自身はプロフィールに書かれているとおり、大学生の時に自宅に置いてあった姓名判断の本にハマって深めていきました。
当時はプロになるという考えは微塵もなく(そもそもプロが存在している事自体知りませんでした)、姓名判断を知りたいという気持ちしかありませんでしたので本屋にある姓名判断本を片っ端らから読み漁りました。
私のようにただ占いを勉強していきたい人はこちらが何も言わなくても勝手に勉強していきますので、占い技術的な面はほっといても問題ありません(方向性を誤る人はいなくもないですが、ご自身で占うだけでしたらまだよろしいかと思います)。
但し、無料有料問わず人に対して占う時には、占いで出たことをそのまま伝えてしまって、特に結果が悪い時には対する配慮に欠けてしまう恐れがありますので、その点は注意が必要です。
始めからプロになる前提で学ばれる方もいらっしゃると思われます。そのような方は占いスクールや個人の先生に教わり、占術だけではなく占う際のご相談者への対応方法を学ばれた方がいいでしょう。独学ですと技術的な面もさることながらご相談者への対応に問題が出そうですので、どこかしらで教わることをおすすめいたします。
占いを勉強法として必要なことは「学びながら占ってみること」です。
風水や家相のように大掛かりな占いは先生と一緒に行うくらいしかできないでしょうが、それ以外の占術でしたら学んでる途中でも限定的に占うことはできるでしょうから、占うことによって学んだことのフィードバックにもなり技術を徐々に定着されていくことができます。
なかには全て学んでから占っていこうとする方がいますが、それですとわからないことを先生に聞く機会を逸してしまったり、時間が経つと授業始めから中盤までに教えてもらったことを忘れてしまいますので却って習得に時間がかかってしまいます。
また、学んでる最中ですと占いが外れることがあるでしょうが、それを恐れてはいけません。外れたら先生に聞いてみたり独学でしたら調べてみることで、判断と実際のギャップ差を埋めることができます。もちろん教室ですと後でやる項目であることもありますので、そうしましたらその時まで待つか簡単に教えてもらうかになるでしょう。
また、勝手に人の事を占ってその人に「あなたは~~(ネガティブなこと)があるから気をつけてね」とかいう人がいますが、それは失礼なことですし相手のためにもならないし、下手しますとその人との関係が破綻しますのでご注意ください。勝手に占わない方が良いとは思いますが、もし勝手に占ったとしてもその人に結果を言わずに様子をみる程度に留めておいてください。
また、他人を無料で占うのはお薦めしません。無料占いは占う方が真剣に行っても占ってもらう方は真剣度が薄かったり、アドバイスをしても都合の悪いことは聞く耳を持たなかったりしてやる気を失ってしまう傾向があります。料金をもらうのに抵抗があるのでしたらお茶やスイーツをご馳走になるなど物でもいいので多少なりとも何かを頂いた方がいいでしょう。
次に必要なことは「記録をつけること」です。
断易ですと出た卦を書かないと判断できませんので殆どの方は記しますが、タロットや手相など視覚的に判断していく占いではプロの方でも記録を付けない方がいらっしゃいます。ベテランになりましたらリピートのお客様の様相で「こういうカードだった」とか「こんな手相だった」というのを思い出せる方もいらっしゃいますが、それができないと見返せなくなってしまい技術を深めるチャンスを逸してしまうでしょう。
また、記録する際に自分はこのように判断したということも書いとくといいでしょう。数年後に見返すと「こんな判断をしてたんだ!」と恥ずかしくなることもありますが、それは同時に自分の成長を認識することとなりますので有意義なことだと思われます。
最後に必要なことは「基礎をしっかり定着させること」です。
これは占いに限らないことですが、基礎がしっかりしていないと応用が身につきません。しかし、先に進みたい意識が強いために基礎ができていないのに応用的なことばかり行いなかなか技術が向上しない人が見受けられます。また、多くの本を持っているのに一部分しか読んでなく身についてない方もいらっしゃいます。もちろんコレクションでしたら問題ないのですが、身につけたいがために多くの本を購入するのは効果的ではありません。2,3冊をじっくり読まれた方が効果的です。
また、学習の習得度は個人差はあるものの概ね以下の図のように階段を登るように上がっていきます。
なかなか身に付かないことに対して焦る必要はありませんが、ある程度学習されてされても習得に繋がらなかったら一度その占術から離れてみてもいいでしょう。時間をおいて再度学習してみるとその時と見え方が変わりますので、それを待ってみても良いでしょう。
この記事を見れくださった方には是非とも占いを楽しんで学んで頂きたいと切に願います。
もちろん、占いを学ばれるのにあたり通学・オンラインどちらでも学べなおかつグループ・個人と幅広い授業方法が備わっているESS占術アカデミーという占い教室を選択肢の1つに入れて頂けるとありがたいです(^^)。
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