今回は約1ヶ月前に断易講座の受講生(Aさん)が出された占例です。
講座の翌日に受講されているある習い事の先生と生徒さんでお花見の計画があるとのこと。
そのお花見が楽しめるか易を立てたいとの事で一筮してみました。
「断易って五行の生剋で吉凶を観るので、状況的な事って分からないんじゃないの?」 って仰られる方がいらっしゃいますが、
分かります。
出た卦は下記のとおりです。
(略筮法で出しました)
この卦を観た瞬間、天気は雨かな、と予測がつきました。
用神は以下のとおりです。
世爻=本人
応爻=花見の場所
その他流れに応じて判断しました。
まず、世爻は二爻の寅で子孫が付いていて楽しそうなイメージですが空亡しています。
これはAさんの体調が完全でない状況を表しています。
Aさんは1週間前に風邪を引いたらしく、授業の時も治りかけてはいたもののまだ完治していませんでした。
応爻は花見の場所です。月建から合し日辰から相生されています。
五行の強弱だけでは良さそうですが、六親が官鬼!
これでは天候が良くありません。
但し幸いなことに、通常天候占で官鬼は嵐、台風、豪雨等災害に遭うほど強烈な象意がありますが、この場合は普通の雨で済みそうです。*1
また、他には以下の点がわかりました。
・お花見の後に食事会があるらしいが、Aさんはお花見よりそちらを楽しみにしている
・参加者が少なさそう
後日談を聞きましたところ、
・当日の天気は雨が降ったり止んだりだった。
・参加者は来る予定の方が仕事が入ったりご家族が体調崩されたりして当日キャンセルがあり、結局参加したのは先生とAさんだけだった。
・雨の中お花見をした後予定通り先生と食事へ行かれた。習い事は占いと関係ないらしいが、先生は占いが好きらしく占いの話で盛り上がった。
このように断易は重要なことだけでなくちょっとした事でも占えます。
告知です。
中級からですがスクールや先生、独学で断易〔五行易〕を多少学ばれた方でしたらご参加頂けます。
断易〔五行易〕をスクールや独学等で断易〔五行易〕を一通り学ばれて、さらに深めたい方にオススメです。
*1:そこら辺のさじ加減は技術が必要です。