当アカデミーの四柱推命講座では、四柱推命の項目を学びながら色々な方の四柱八字(命式)を観ていきます。
私がご用意している八字もありますが受講生がお持ちになる八字もあり、その中で先日印象的な八字がございました。
上記の八字は受講生の息子さん(30歳)の八字です。
四柱推命で気質(思考パターン)や性格(行動パターン)を観る場合、日干ならびに日干に隣接する十干で判断します(上記で五行や通変が書かれている箇所です)。五行や通変がわからない場合は以下のブログならびに動画をご参照ください。
息子さんの八字で気質を観ますと、日干と日支蔵干が庚ですので金、月干と時干は火です。火と金が日干ならびに日干に隣接する干に多くある方は論理的な思考の強い方で、客観的に物事を見て筋道立てて行動します。
したがって、やや硬い印象はありますが、しっかりして真面目な印象を持たれます。
次に性格(行動パターン)を観ますと、月干と時干には[官殺]、月支蔵干には[比劫]が付き、この場合は時支蔵干の[印]も観ますので、[官殺]と[印]で内向性な性格が強い方で、内向的でインドア派です。
したがって、人との交友関係が狭いですが深い付き合いをする傾向があり、また同じ場所にいることが苦ではない方です。
以上より息子さんが何の仕事をしているか聞いて観たところ、公務員で情報系の仕事をされているとのことでした。
職業と前述の気質や性格で出てきた事象を照らし合わせますと以下のとおりです。
・論理的思考→情報系の職業に必要な要素(逆に感覚ではできない職業)
・客観的視点と筋道立てる→情報系には分析力を要する
・硬さと真面目さ→偏見があるかもしれませんが公務員の印象
・内向的でインドア派→機械に向かう仕事らしいので適性。同じ場所にいることが苦ではないも同様
・交友関係が狭い→客商売のように不特定の人と接する仕事ではなく決まった人と接する職場なため適性。
こうして見ますと、息子さんにとって現在の職業は適職と言えるでしょうし本人も適していると思っているようです。
このように適職は気質や性格から観ることができ、これは四柱推命に限らず生年月日(時間)から性格や気質を観る占術でしたら同様と言えます。
現在転職や転業を考える方もさることながら、これから社会人になる学生も一度観てみると良いでしょう。
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