E S S 占術アカデミーブログ

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断易占例 卦の中にはテーマの吉凶以上の事柄が出てくる。

断易(五行易)本やブロクの占例には用神・原神・忌神・仇神がそれぞれ月建や日辰からどういう影響があるかを長く書き、占うテーマの吉凶要素しか書かれてないものが時折見受けられます。
それ自体は断易の判断に必要な判断項目ですので致し方ない点はございますが、そのような本に限ってテーマの吉凶以上の事が書かれていないため、断易というものは四角四面でつまらない占術と捉えられてしまいがちです。
私自身も一番最初に教わった断易の先生は吉凶が中心でそれ以上の事がございませんでした。

そこで今回は断易の卦の中にはテーマの吉凶以上の事柄が出てきた占例について書きます。

  

先日50代女性からのご相談で、20代中盤の息子さんが昨年10月に地方に転勤になったのですが、年末に仕事で大きな失敗をして落ち込んでいることでした。
そこでこの先の仕事の成行きはどうでしょうか、とのことでしたので断易で一筮しました。ちなみにこの卦は息子さんからのご依頼です。

 

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この卦を観た時に
「息子さん落ち込んでいるなぁ」
「仕事辞めたそうだけど会社は人不足なので辞めないで欲しいんだろうなぁ」
ということがわかりました。

これらは「仕事の成行き」というテーマ内のことですので出て当たり前なのですが、

 

さらに観ていくと

「彼女ができた」と出てましたので女性に聞いたところ聞いてないとのことでした。
しかも、もしかしたら「彼女にお子さんがいらっしゃるかもしれない」というのも出ていたので、女性は驚いてその日の夜に息子さんに聞いてみたそうです。

そうしたら転勤先の職場で彼女ができたとのことでした。子供については知らないとのことでしたが後日息子さんが彼女に確認してみたところ、その彼女はバツ1で子供がいるが、親権が離婚した夫が持っているため子育てはしてないとのことでした。

 

仕事のことがメインテーマでしたので流石に親権のことまでは出ていないと思われますが、このように断易では仕事の吉凶以上の事柄が出てくることがよくあります。