今年4月10日に書いた断易の用神って難しいの?の関連記事です。
断易の用神が「分からない」とか「難しい」という声をよく聞きます。
大体の占断において用神はわかりますが、私でも用神が分からない場合が時折ありまして、大抵の場合は占ったことないテーマです。
そのような時はどうするかと言いますと、
とりあえず卦を立てて、その卦に教えて頂きます!
何言っているかよくわからないと思いますが、卦の中に用神が何であるか表してあることが多くあります。
少し前の話ですが受講生の占例で、1人暮らししている友人が引っ越しをすることになったが荷物が多くないので自分で引っ越してよいか、もしくは引越センターに頼んだ方がよいか、をそれぞれ1卦ずつ計2卦お持ちになりました。
それらの状況を見比べますと、ご友人の状況から判断して明らかに引越センターに頼んだ方が良さそうでした。
しかし、ここで「引越センターの用神は何ですか?」とご質問されました。
引越センターについて占ったことないですし、この場合応爻は使えませんので以下の六親から選定しなくてはなりません。
六親図
出た卦は以下のとおりです。
この卦は月建と日辰がともに寅ですのでその点は考慮しなくてはなりませんが、一言で言うと特徴的な爻です。何が特徴的かは授業の中で説明しますので割愛しますが、この卦の中に特徴的な爻が存在しています。
その爻に付いている六親をよくよく考えてみますと、引越センターの役割に当てはまります。
もう1例挙げますと、ある受講生がソファーを購入したいが自宅が広くないらしい。そこでソファーを購入してよいかを立ててお持ちになりましたが、そもそもソファーの用神は何かわからず、六親図を観ながら考えて用神候補を出してから卦を観ました。
出た卦は以下のとおりです。
この卦に関しては特徴的な爻は想定外で「何でこれが用神になるの?」と一瞬思いましが、視点を変えてみると確かに一理ありソファーの核になる役割を見落としていたことに気づきました。
このように用神はわからなくても卦に教えて頂けますので、難しいと判断を放棄せずに卦に聞いてみてください(笑)。
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