この度リクエストがございまして気学〔方位+運勢〕講座を開講することとなりました。
気学方位とは『いつ』『どの方位』に『人』が移動することでどうなるかを占っていく判断法です。
気学方位は一時期流行したらしく、正月に販売している運勢暦や方位に関する書籍が多く販売しています。
しかし、そのような暦や本を観ても方位を正しく認識されていないことが多く、例えば
「アメリカは東方位でヨーロッパは西方位」
「今年はオーストラリア(南方位)へ旅行してはいけない」
「今年、来年は天中殺なので引っ越してはいけない」
という一見もっともらしいことが書かれています。
しかしこれらは完全に誤りであり、まずアメリカは北東方位でヨーロッパは北西方位です。
これは一般的に普及しているメルカトル図法は、経度(東経・西経)は等間隔ですが緯度(北緯・南緯)は緯度が上がれば上がるほど間隔が広がるため、直線では方位が正確に出せないからです。
このようになるのは球体である地球を平面上に表したためです。
したがって、メルカトル図法で見る場合は緯度の歪みを調整した方位線で引かれた地図が正確となります。
但し、日本国内を観る場合は大半の地域では経度による歪みの影響が出ませんので直線で引いても問題ありません。
正確な方位地図
次にオーストラリアの大半は日本から南方位で、2018年盤では南方位が暗剣殺という凶殺方位となるので行ってはいけないことを言われています。
確かにオーストラリアに限らず自宅から南方位へ転居されるのは長期間滞在しますので暗剣殺の影響が出ますが、旅行は一般的には1週間程度で長くとも1ヶ月も滞在されないでしょうからその程度ですと年盤の影響は出ません。
したがって、1周間程度でしたら年盤は気にせず出発日の日盤で判断します。
2018年盤
最後に天中殺ですが、天中殺は算命学で使用される判断法であり気学方位とは何の関係もなく、また方位は卜占(ぼくせん)であるのに対し天中殺を使用する算命学は命占(めいせん)でしてそもそも占術の種類(ジャンル)が異なります。
念の為占術の種類を下記に記します。
・命(めい)占・・・生年・月・日・時間を使用し長期的な運勢を予測する占い。
⇒四柱推命、西洋占星術、算命学、紫微斗数、数秘術など・卜(ぼく)占・・・占いたい物事がどのようになっていくか成り行きを見る占い。
⇒断易、タロット、周易、六壬神課、奇門遁甲など・相(そう)占・・・対象の姿、形よりその人の状況を判断していく占い。
⇒手相、人相、姓名判断、風水*1など。
ちなみに私自身天中殺の時期に吉方位へ転居して8年経ちましたが、お陰様で平穏無事に過ごさせて頂いています。
その他以前書いた気学方位に関する誤解集には誤解されやすい状況が書かれてますのでご参照ください。
皆様のご参加お待ちしています。
講座名 気学〔方位+運勢〕講座(第3土曜コース)
回 数 9回
日 時 毎月第3週土曜日14時20分~16時20分
日程と内容
1回目(9月15日 )気学の位置づけ、気学方位で必要なこと(九星、遁甲)、本命星・月命星の出し方
2回目(10月20日 )吉方位の出し方、凶殺方位の出し方
3回目(11月17日 )方位の使用法、あちこち方位の使い方
4回目(12月15日 )九星の意味合い(象意)1
5回目(2019年1月19日 ) 九星の意味合い(象意)2
6回目(2月16日 )九星の意味合い(象意)3、年運の見方1
7回目(3月16日 )年運の見方2、地支方艦1
8回目(4月20日)地支方艦2
9回目(5月18日)実占例、実占テスト
*欠席時には補講が行えます(受講料+500円、要予約)。
*気学講座修了証につきましては、〔方位+運勢〕講座と〔傾斜法+卜占法〕講座の両講座を修了された方に贈呈致します。
受講料 1回5,000円(税込)
講 師 榎本惺心 先生(ESS占術アカデミー講師)
会 場 ESS占術アカデミー教室
テキスト [新版]日本で一番わかりやすい九星方位気学の本
(田口二州著 PHPビジュアル実用books)
*テキストは各自ご用意ください
募集人数 5名
お申込、お問合はお問合せフォームもしくはお電話(03-5829-6946)にてお願い致します。
*お電話の際は必ず「占術アカデミー」とお申し付けください。
ご案内
*1:顔風水や某タレント占い師達が言っている風水は除く