GWが終わりましたが皆様いかがでしたでしょうか。
私は引き続き鼻風邪が完治せず寝込んでいました。
さて、今回は用神についてです。
断易は占うテーマによって用神という観るものを定めなくてはなりません。
用神は六親(兄弟、子孫、妻財、官鬼、父母)もしくは世爻、応爻の中から決めます。
六親図
例えば、自分のことでしたら世爻、両親のことなら父母、子供のことなら子孫、妻のことなら妻財、夫のことなら官鬼、あの人のことなら応爻、お金のことなら妻財、仕事のことなら官鬼、治療薬のことなら子孫、家(建物)のことなら父母などあり、これらは自分や他の六親との関連性で割り出さられます。
2月初旬に断易講座受講生より、その方の妹さんの息子さんが3月初旬に高校受験をするのだが、ここ2,3ヶ月で成績が上がっているので受験予定の高校よりワンランク上の高校を受験しないかと塾の先生に勧められた。そこで受講生が気になりワンランク上の高校を受験して合格するかを断易で出されました。
用神は受講生からみて甥になるため子孫にしました。
子孫は初爻にあり卯が付いています。その卯は月建の寅から比和して強められているものの、日辰の申から相剋され絶となりしかも五爻の酉が動爻となり卯を相剋し冲するため弱まるため、いい線まではいくけど合格は難しいのではないか、と判断しました。
しかし、実際は合格されたとのことでした。
用神は月建から力がありましたので、それが日辰の弱める力よりも勝っていた??
しかし、そうだとしても五爻から相剋&冲というのは月建や日辰ほどではないものの影響はあるので考えづらいし。。。
用神は断易の本を数冊確認してみたけど子孫で間違えなさそうだし。。。
甥のことでも試験だから父母でみる??
など色々考えてみました。
結局結論が出ないまま数日が経ち、ある考えがふと思いつき用神が違う事が判明しました!
この場合、甥は受講生の妹さんの息子さんなので。。。
その用神で判断しますと、月建や日辰から力があるために合格することが明らかでした。
用神が理論的に筋が通っていれば出た卦は的確に示してくれますし、断易ができた頃に存在していないものでも占うことができます。
逆に筋が通っていなければ断易の本に書かれていた用神であっても誤った判断をしてしまいます。
このように書いてしまうと用神が難しいものと思われてしまうかもしれませんが決してそのようなことはなく、判断法(理論)が分かれば誰でも定めることができます。
そう言えば昨年11月28日の記事「講座で使用する本はいつ届くか」でも用神についてを書かせて頂きましたが、これも理論に伴って卦が示しています。
断易〔五行易〕講座(第1土曜コース)はお陰様で満員御礼となりました。
キャンセル待ちを承ります。
また、9月開講の断易講座を検討中。
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