用神について考えさせられた占例です。
先日新規の個人講座で使用する本を本屋に注文しましたがタイミング悪く1時間程前に売り切れてしまったらしく、入荷に数日かかるとのことでした。
しかし、急なお申込みで講座が3日後に開講のため本屋の入荷に間に合うか不確定なので、出版元に連絡し直接送ってもらうように依頼しましたが、連絡したのが夕方で翌日発送で授業に間に合うかわからないとのことでした。
そこで講座で使用する本がいつ届くかを断易で出してみました。
※二爻が動爻になりましたが本題に関係ないので省略しました。
本と言うと通常用神は父母であるので初爻と四爻をみますと、
・初爻の巳は月破、日冲で力が全く無く空亡
・四爻の午は月建と日辰から相剋され、しかも日辰から絶
となります。
破や冲は最弱な状況、絶は消滅な状況ですので、明らかに3日以内には届かないですし、下手したら発送中に紛失してしまう可能性もあるでしょう。
しかし、実際のところ、この卦を出した翌日(庚子日)に無事届きました。
しかも本に傷なくきれいな状態でした。
明らかに前述の状況と異なる結果になりました。
用神が違う?
判断が違う?
卦を書き間違えたり納甲が違う?
卦自体が不応卦(卦が的確に出されていない状況)?
色々考えられますが、少なくても不応卦であったり卦の書き間違えや納甲が違うことはありませんでした。
また、月建や日辰からの判断が違うこともありませんでした。
しかし、用神が違うことは十分あり得ます。
これについては理由も含めて断易(五行易)講座や断易(五行易)研究会、断易(五行易)実占演習会でお話させて頂きます。
このような占例を観ますと『断易は難しいのではないか?』と思われてしまう方もいらっしゃると思いますが、判断法をしっかり理解すればむしろはっきり答えが出る占術です。
上記の占例も判断ポイントのしっかり見れば結果に応じた答えが出ています。
その点誤解のないようにお願い致します。
いよいよ今週の日曜日(12月3日)に2018年を断易で占う鑑定会が開催されます。
まだ時間枠がありますので、ご希望の方はお早めにお申込みください。
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