先日の断易研究会で生徒さんから「断易で人柄は分かりますか?」と質問されました。
四柱推命や気学傾斜法等の命占ではその方の生年月日(時間)が分かればどのような人か分かりますが、生年月日が分からなかったり年齢すらわからない場合は命占が使えませんので断易で分かるのでしょうか、ということでした。
実際その生徒さんが最近知り合った方(男性)がどのような人か知りたいとのことでしたので、その場で出してみました。
このような占の場合は、相手との繋がりがあまりないことがほとんどですので、用神は応爻であることが多いでしょう。
この場合も用神は応爻です。
観る際のポイントとしましては以下のとおりです。
・用神の月建・日辰からの強弱
・用神に付く六獣(六神)
・爻位
まず、用神の強さですが、この方の場合は応爻の申が月建の午から相剋されるものの日辰の未から相生されてますので、そこそこ強さがあると観ます。強さがあるということは一言で言うと「力がある」ということになり、例えば仕事で関わる人でしたら仕事ができる人となり、交友関係で関わる人でしたらいい人であったり信頼のおける人となります。
次に用神に付く六獣ですが、この方の場合は応爻に勾陳(こうちん)が付きますので、誠実な方であったり体力のある方と観ます。また、体格が大きかったりする事が多く、この方はスポーツマン体型でガッシリしているそうです。
最後に爻位ですが、この方の場合は五爻*1にありますので、位が高いと観ます。実際のところあるスクールのマネージメントをされているそうです。
以上をまとめますと、この方は誠実で信頼のおける良い方であることがわかります。
その他にも用神と他爻との関係性や空亡などいくつかありますが、中心となるのは以上のポイントです。
断易は吉凶や応期(時期)だけを観る占いと誤解している方がいらっしゃいますが決してそのようなことはなくこのように人柄も観ることができます。
いよいよ来週水曜日に開講です。
7月開講の断易〔五行易〕講座です。
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*1:下から数えて5番目