先日私共が使用している四柱推命の特徴がよくわからないという話を聞きましたので、
以前書いたものに加筆をさせて頂きます。
前提としまして四柱推命とは、生年月日と生まれた時間でその人の性格や過去、現在、未来の状況や運勢、健康状態、進路や職業の方向性、結婚運などを観ていく占いです。これはどの流派でも基本的に同様です。
前回(8月19日の記事)書いた特徴が以下のとおりです。
①五行と通変のみで判断
②地支(十二支)は蔵干のみ使用
③旺の逆転を使用
④五行の調和、通変の調和を使用
四柱推命の命式、大運
(ジョージ・アレクサンダー・ルイ王子の命式。8月7日の記事参照)
上記は四柱推命の命式と大運です。
命式は生まれた年・月・日・刻(時間)の干支(十干十二支)を表しており、大運は生月の干支を元に十年毎の運勢を表しています。
まず、特徴の②から説明いたしますと、地支(十二支)の中には五行と陰陽を表した「蔵干」が含んでいます。一般的な四柱推命では合や冲、十二運など地支の判断を加えますが、私共では蔵干のみで地支を判断に入れません。また、蔵干は各地支に一干しかございませんので明確です。
次に①ですが、五行は命式と大運にある天干・蔵干に含まれており、縦横に隣接している各干との相生・相剋・比和で判断していきます。通変は日干を軸に命式中にある他の干との関連性で割り出します。
五行図と通変図
③にある旺の逆転とは、私の師である小山内彰先生が多くの流派で使用されている格局という分類法を元に、実証的に不合理な部分を排除し再構築した独自の看法です。これにより特殊格局の時にだけ五行の生剋を変更する必要がなくなりました。また、それ以前に複雑な格局判断が不要になりますので判断がしやすくなります。
④にある五行の調和は、隣接する天干・蔵干が日干に対してどのように影響を与えるか調和(バランス)をみていきます。主に健康面を観ていきます。
それに対して通変の調和は、通変の中で日干と相生関係の印と食傷、日干と相剋関係の財と官殺、それぞれの組み合わせが命式と大運の間で巡ってきた時に成立する判断法で、主に社会活動の状況を観ていく小山内先生の独自看法です。
このようにESS占術アカデミーでは、理論的でかつ明確な四柱推命を行っておりますので、始めての方、過去四柱推命を学習されて挫折した方で分かりやすく学習頂けます。
この度、四柱推命講座初級(第2土曜日コース)を開催することとなりました。
講座名 四柱推命講座 初級
回 数 6回
日 程 毎月第2週土曜日16:20~18:20
内 容
- 第1回(1月10日)
- 第2回(2月14日)
- 第3回(3月14日)
- 第4回(4月11日)
- 第5回(5月 9日)
- 第6回(6月13日)
四柱推命の歴史/陰陽五行論/十干・十二支・蔵干・二十四節気・旺相死囚休/出生時間の補正/四柱八字・大運・流年・通変の出し方/四柱八字の構造/「旺の逆転」について/五行(五常)・通変の事象*初級修了後に中級講座がございます。
*欠席時には補講が行えます(受講料+500円、要予約)。
講 師 榎本惺心 先生(ESS占術アカデミー講師)
受講料 1回5,000円。
6回分一括27,000円(3,000円お得!)
会 場 ESS占術アカデミー教室
テキスト サクサクわかる四柱推命(小山内彰 著)4,800円*1
希望条件 出来れば五行の相生相剋が分かっているとありがたい*2。
募集人数 7名締 切 2015年1月7日(水)
お申込、お問合はお問合せフォームもしくはお電話(03-5829-6946)にてお願い致します。
*お電話の際は必ず「占術アカデミー」とお申し付けください。