先月X(旧Twitter)にて国内時差について以下のとおりポストしました。
そういえば、四柱推命や西洋占星術などで国内時差の修正が必要となる場合があり、東京ですと+18分とありますが、これは標準時より18分先に進む意味になりますので、例えば標準時が15時ですと東京で時差修正しますと14時42分になります。
— 榎本惺心【ESS占術アカデミー】 (@seishinenomoto) 2024年8月5日
しかし、先日逆に18分遅らせてたポストを見ましてなんでだろう?と思ったら、数字上で足していることに気づき、伝える時に気をつけないといけないと実感しました。
— 榎本惺心【ESS占術アカデミー】 (@seishinenomoto) 2024年8月5日
このポストをした後、もう少しうまく説明したいと思っていましたところ、このように考えれば多少はわかるかなぁと気づき記事にしました。
国内時差図
「時計の時間」と「正確な時間」
国内時差図を見ますと縦線が入っており「0」の線上が日本の標準時で兵庫県明石市がそこに該当いたします。
この標準時は時計で表されている時間ですのでここでは「時計の時間」と致します。
次にこの国内時差図は1メモリ4分で東へ行くほど「+」つまり時間が早まり、西へ行くほど「-」つまり時間が遅れます。
例えば、
・東京は+19分ですので19分早まります。
・福岡は-18分ですので18分遅れます。
この国内時差を修正後の時間をここでは「正確な時間」と致します。
(※弊アカデミーの四柱推命講座では国内時差の他に太陽均時差も採用していますが今回は煩雑になるため割愛いたします)
<命占(命術)の場合>
四柱推命や西洋占星術等の命占(命術)では「時計の時間」から出生地の時差を加減して「正確な時間」にする必要がございます。
例えば「時計の時間」で15時5分に出生された方、
・東京で出生された場合は19分早まりますので「正確な時間」が15時24分になります。
・福岡で出生された場合は18分遅れますので「正確な時間」が14時47分になります。
ちなみに四柱推命では15時台は申刻ですが14時台は未刻になりますので、福岡で出生された場合は未刻で判断しないといけません。
<卜占(卜術)の場合>
卜占(卜術)の場合は「正確な時間」にアクションする必要がございます。
卜占(卜術)とは具体的には方位や択日、開運法等のことです。これらはほとんどの場合「〇〇時から□□時までに~~をしてください」と書かれています。この〇〇時から□□時が「正確な時間」ということになります。
そうしますと今度は命占(命術)の場合と異なり「正確な時間」から「時計の時間」を逆算しないといけません(ここ重要!!)。なぜなら「時計の時間」で算出しないと具体的に何時から何時までアクションすればいいか分からないからです。
例えば「正確な時間」で15時から17時にアクションをする場合
・東京は19分早く巡ってきますので「時計の時間」が14時41分から16時41分に行います。
・福岡は18分遅く巡ってきますので「時計の時間」が15時18分から17時18分に行います。
X(旧Twitter)のポストに戻りますと
しかし、先日逆に18分遅らせてたポストを見ましてなんでだろう?と思ったら、数字上で足していることに気づき、伝える時に気をつけないといけないと実感しました。
— 榎本惺心【ESS占術アカデミー】 (@seishinenomoto) 2024年8月5日
この件は卜占(卜術)の内容であったにもかかわらず命占(命術)の修正方法で出していたことになり、つまり「時計の時間」と「正確な時間」が明確になっていなかったということになります。
この記事をご覧いただいた方は「時計の時間」と「正確な時間」を明確にして時差修正をされてください。下手しますと教わった先生や書籍が間違っている可能性がございますので、ご心配な場合はご確認されますとよろしいかと思います。
余談ですが各国の標準時は東経・西経15度ごとに1時間の差が出ます。
〔360度(地球1周)÷24時間=15度〕
日本の場合は国内時差図「0」の位置が東経135度です。
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