昨日アメリカ大統領選が開票され、ドナルド・トランプ氏が次期大統領になりました。
上記は先月の断易研究会で受講生の方がお持ちになった卦です。
この卦はヒラリー・クリントン氏が当選するかを出したものですが、この卦を見る限りどういう視点から考えても当選はないと思いました。
しかし、断易を含んだ卜占は自分や相談者に関わらない占的(占うテーマ)は当たらないことがありますので、マスコミの調査を聞くともしかしたら外したかな、と頭に浮かびましたが、それでも蓋を開けてみたら卦のとおりになりました。
また、私の四柱推命の先生である小山内彰氏が5月の時点で「推命的には次のアメリカ大統領はトランプ氏で決まり!」と自身のホームページで書かれていました。
この文面の中で「五行の調和」という言葉が出てきますが、これは簡単に説明しますと以下のとおりです。
・四柱八字(生年月日刻の干支)の日干がある基準より強い場合、
大運(10年単位の運)に弱める干支が巡ると五行が「調和」し、
逆に大運に強める干支が巡ると五行が「不調和」する。・四柱八字(生年月日刻の干支)の日干がある基準より弱い場合、
大運に強める干支が巡ると五行が「調和」し、
逆に大運に弱める干支が巡ると五行が「不調和」する。
つまり、五行の調和はバランス論であり、四柱八字が強ければ弱めるのが良い、弱ければ強めるのが良いという考え方です。
五行が「調和」しますと穏やかで健康的な生活を維持することができ、逆に五行が「不調和」しますと多忙で休みのない生活により身体的負担が大きくなります。
アメリカ大統領という激務に就かれる方は五行が「調和」せずに「不調和」するであろうと容易に考えられます。
それではトランプ氏、クリントン氏を見てみますと、まずお二人の八字は以下のとおりです。
トランプ氏八字 クリントン氏八字
出生時間はAstro data bankより。
お二人に共通しているのは、日干が土(戊・己)で基準よりも弱いことです。
したがって、五行の相生・相剋関係により
大運に火(丙・丁)、土(戊・己)が巡ると五行が「調和」し、
大運に金(庚・辛)、水(壬・癸)、木(甲・乙)が巡ると五行が「不調和」します。
トランプ氏は現在70歳で大運には辛丑(癸)が巡り五行が「不調和」しているのに対し、
クリントン氏は現在69歳で大運には丁巳(丙)が巡り五行が「調和」しています。
したがって、五行が「不調和」しているトランプ氏が次期アメリカ大統領になると予測できたわけです。
なお、本来は「五行の調和」の他に、対社会的に活躍できるかどうかを観る「通変の調和」についても判断に入れますが、お二人とも通変が調和していましたので割愛させて頂きます。
また、お二人の八字を見比べますと性格的にそっくりですので、どちらがクリントン氏が大統領になったとしてもやることはほぼ同じであるように推測できます。
来年1月より四柱推命講座を開講します。
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