E S S 占術アカデミーブログ

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占術の基本(断易 十二支編)

五行易普及委員会ブログを始めて6年、ESS占術アカデミーブログを始めて1年ちょっと、色々な占例を挙げてきましたが、断易や四柱推命、気学を勉強している人以外には訳分からないそうなので、少しでも身近になっていただくために「占術の基本」を開始します。
今回は断易の十二支についてです。

 

断易(五行易)は卦*1に必ず十二支が付き、主に吉凶判断に使用されます。
(十二支が付かないと断易ではありません)

 

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十二支には五行*2が含んでおり、以下のように割り振られてます。 

子=水
丑=土
寅=木
卯=木
辰=土
巳=火
午=火
未=土
申=金
酉=金
戌=土
亥=水

 

 

五行は各々関連性があり、下記五行図で青矢印が矢印に向かって強める関係(相生)で、赤矢印が矢印に向かって弱める関係(相剋)です。

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これを五行別に配置すると以下のとおりです。

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したがって、

寅・卯巳・午を強め、
巳・午は丑・辰・未・戌を強め、
丑・辰・未・戌は申・酉を強め、
申・酉亥・子を強め、
亥・子寅・卯を強めます。

一方

寅・卯は丑・辰・未・戌を弱め、
丑・辰・未・戌は亥・子を弱め、
亥・子巳・午を弱め、
巳・午申・酉を弱め、
申・酉寅・卯を弱めます。

 

 

 

また、十二支につきましては五行の関係による強弱の他に定位(位置)による強弱もあり、五行の強弱よりも強力に作用します。

 

五行で強める関係よりさらに強めるのは同じ十二支が来ることです。
(合については省略します。)

子=子
丑=丑
寅=寅
卯=卯
辰=辰
巳=巳
午=午
未=未
申=申
酉=酉
戌=戌
亥=亥

 

逆に五行で弱める関係よりさらに弱めるのは真反対の位置の十二支(冲)が来ることです。

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←→
丑←→未
←→
←→
辰←→戌
←→
←→
未←→丑
←→
←→
戌←→辰
←→

 

 

以上強い順にまとめますと以下のとおりです。

同じ十二支 > 五行で強める十二支 五行で弱める十二支 真反対の位置の十二支

 

 

 

 

 

ここで9月1日の記事での占例(花火大会の天気)を挙げますと以下のとおりとなります。

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断易では月建(月の十二支)や日辰(日の十二支)から強いか弱いかで判断しますので、特に日辰からの影響がハッキリ出ます。

この場合は日辰がなので、四爻(下から4つ目)のが一番強い十二支となります。

四爻の午の位置には「財」という六親が付いてます。この「財」は妻財と言い天候占では晴を表しますので、天気が晴れるだろうと判断できます。

 

このように十二支で判断ができますので、断易は非常に使いやすい占術と言えます。

 

 

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*1:「ー」、「--」で表すもの

*2:東洋の占いでは必ずあるもので、木・火・土・金・水の5つがある