前回のブログにも書きましたとおり、現在断易(五行易)講座のテキストを作成している関係で、久しぶりのブログ更新となります。テキストはなんとか順調に進んでおります。
さて、テキスト用の占例を探すのに昔のノートを見ていくと、懐かしい占例が出てきました。
この占例は5年前に地方在住の女性からのご依頼で、息子さんとその彼女との今後を占ったものです。
当時の判断が詳細に記録されていないのでどのようにお伝えしたか分かりませんが、
まだ私の断易の読解能力が大して高くなかったみたいで苦戦の跡が見えます*1。
確かに相談者のご家族の相談で、しかもそのご家族から依頼されていない占は難しく感じられます。なぜなら依頼されている時と依頼されていない時は用神が異なるからです。
この場合、息子さんから依頼があれば、息子=世爻、彼女=応爻で良いのですが、
依頼がない場合は、息子=子孫、彼女=応爻にしなくてはなりません。*2
一見断易の用神設定って面倒くさく感じられますが、逆に捉えれば位置付けを明確にできますのでその分状況がわかりやすくなります。
ちなみに、この卦の息子さんは結局彼女を別れました。
まず息子さんである子孫は月建・日辰から弱いし、彼女は逆に月建・日辰から強いものの合化して回頭剋でしかも官鬼が付いています。明らかに彼女は結婚を意識していたが、息子さんは結婚に消極的でまだ遊びたいと思っていていて、考えのズレから別れを切り出された、と言うのがまざまざと見えてくる卦です。
5年前にはおそらくここまでの事を読み解けていないでしょうが、それでも二人の関係は上手くいかなく別れることは分かりました。
このように断易は基本的な項目が分かれば吉凶判断は分かりやすい占術です。*3
ちなみに明日でESS占術アカデミーが開校1周年を迎えます。
また近日中にブログにてご挨拶をさせて頂きます。
告知です。