4月14日の記事で「四柱推命から見た味の好み」について書かせて頂きましたが、
今回は、「四柱推命から見た身体の弱い部位」について書かせて頂きます。
まず、五行別の身体部位です。
木(甲乙)=肝臓、神経系、胆嚢、目等
火(丙丁)=心臓、循環器系、血液、血圧、胸部、口等
土(戊己)=消化器系、胃、鼻、皮膚等
金(庚辛)=呼吸器系、小腸、腰、骨、歯等
水(壬癸)=腎臓、泌尿器系、生殖器系、婦人科系、耳、髪等
*この身体部位は漢方の古典書と若干異なるところがございますが、意図があって変えてます。
身体の弱い部位は原則「味の好み」の出し方と同じです。
+が多ければ+の身体部位が弱い
ーが多ければ-の身体部位が弱い
つまりその人の命式にとって不良な五行の部位が身体的に弱い部位となります。
また、弱い部位に問題が出るか時期は大運という10年運で決まります。
「味の好み」の例で出した下記の方ですが、
日干が甲なので
+は日干と比劫する甲(下)
ーは日干が相剋する戊(左)と己(右)
となるためーの身体部位である土の部位が弱いということになります。
実際、この方は胃下垂で胃が荒れやすい体質です。
また、弱い部位とは関係ないのですが土が強いので身長が低いです。
別の例を挙げますと、
日干が丁なので
+は日干と比劫する丙(右)
ーは日干が相剋する庚(下)と辛(左)
となるためーの身体部位である金の部位が弱いということになります。
しかし、この方は現在の大運が庚申運が巡っており、ただでさえ強い金がさらに強くなり、-なので木が来てほしいのに、木が生年月日時間の干支になくとも強力な金に相剋されるような形となり木の部位に問題が出ます。
実際、お酒を飲まれないのにもかかわらず木の部位である肝臓の病気を患ってます。
このように見方に分かりづらい点がありますが、原則日干の隣に入りする干支で判断することができます。